中高年の男性がトイレに近い原因と対策まとめ

937f4505e22297d4123617619e36feb0_s中高年とは一般的な定義では45歳以上の人をいいますが、40歳を過ぎたころから膀胱の機能が少しづつ衰えてくるためなんらかの排尿障害を抱える人が多くなってきます。

特に男性の場合は前立腺肥大症という前立腺の異常が5人に1人の割合でおきるので決して他人事ではない症状です。

頻尿は病気ではありませんが、なってしまうと「熟睡できない」、「旅行でもトイレが気になってしまう」、「映画館や演劇の観賞が不安」などの生活の質自体が落ちるというとてもやっかいな症状です。

医療機関に受診して治療することも可能ですが「頻尿ぐらいで病院は…」、「医者にかかるのが恥ずかしい」と考える人も多いので頻尿の人に話を聞いてみると実はトイレが近くて困っているが、なんとかなっているので我慢しているという人も多いようです。




中高年に多い頻尿の原因

過活動膀胱

膀胱が刺激を受けやすくなり、突然我慢できないほどの尿意が起きるのが過活動膀胱です。特徴としては、水分を摂りすぎているわけではないのに頻繁にトイレに行きたくなります。中高年にになると、過活動膀胱になりやすく、夜間にもトイレに起きることもあるので日常生活に支障がでることもあります。

前立腺肥大

中高年男性の5人に1人がかかるという症状で前立腺が大きく腫れてしまい、膀胱が圧迫されるので頻尿になるという病気です。頻尿の他に、尿漏れ、残尿感、夜間頻尿になることもあり、尿漏れやトイレで尿が出にくくなることで気づく人もいます。

肥満

肥満になると、内臓脂肪が膀胱を圧迫するようになるので前立腺肥大と同じように膀胱に多く尿をためられなくなり頻尿になります。中高年になる前から太り気味で頻尿になる人もいますが、加齢により肥満度が高くなっている人は特に要注意です。

抗利尿ホルモンの分泌の減少

寝ているときや、運動をしているときには水分の吸収を高めて尿量を減らすために抗利尿ホルモンが働きます。この抗利尿ホルモンは中高年になってくると分泌する量が減ってくるので尿量が増えてきます。

筋力の低下

一般的な健常者は500~600mlほどの尿を膀胱にためられます。これが高齢になってくると、膀胱の筋力が低下するため、ためられる尿量が徐々に減ってきて健常者の半分程度になる人もいます。尿をためられる量が少なくなるので自然とトイレが近くなってしまいます。

糖尿病などの病気の影響

糖尿病になるとのどが渇くため健康時よりも多くの水分を摂取してしまいます。さらに糖尿病が進行すると膀胱の神経にも障害が起こって頻尿になることがあります。

中高年の頻尿対策

hinrou頻尿の原因は一つではないため、その症状にあった対策が必要になります。高齢になると糖尿病や心臓病などにかかる率が増えるのでそれらの病気を治さないと根本的に頻尿は治りません。

特に病気の影響がない場合には、他の原因を探すことになりますがすぐにわかるわけではありません。いくつかの頻尿対策を同時に行ってみて、改善するかどうかを確かめながら進めていく必要があります。

水分の摂りすぎを防ぐ

中高年で頻尿に悩んでいる人の2~3割は単純に水分の摂りすぎのときがあります。加齢で若い時より汗などで体から水分が抜ける率が減るので体に水分がとどまりやすくなることが原因です。健康情報として水分を摂取することがいいと言われることは多いのですが、摂りすぎている場合には頻尿になりますので水分量を調整してみてください。

飲み物の種類を変える

コーヒー、お茶、紅茶などはカフェインが含まれています。水分量とも関係しますが、これらのカフェインが多い飲み物を大量に飲むと頻尿になるので注意が必要です。頻尿対策としてすぐれている飲み物は、カフェインの含まれていない水か麦茶です。特に夜間頻尿で困っている人は寝る前にはカフェインを摂るのをやめてみてください。

下半身の回復

加齢によって、下半身が衰えると膀胱の機能の低下や冷えなどにより頻尿になることがあります。適度な運動で下半身を鍛えたり、漢方薬で冷えの対策をすることで頻尿が改善されることがあります。

中高年向けの漢方薬

頻尿を改善する漢方薬は何種類かありますが、高齢の男性向けだと年齢からくる泌尿器の回復、腎機能の活性化、下半身の衰えの改善に良い漢方薬を勧められます。以下のものは中高年向けですが、体力に合わせて選ぶ必要があります。

中高年向けの漢方薬一覧

 六味丸(ろくみがん)

足腰が弱った高齢者向けの漢方で比較的体温が高いのぼせの症状がある方に向いています。

 八味地黄丸(はちみじょうがん)

高齢の方に用いられる漢方薬で血行をよくし代謝を改善するため、夜間頻尿、冷えの症状がある人に向いています。

 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

下半身の衰えからくる頻尿に向いていて、腰痛やむくみ夜間頻尿、排尿困難などの症状がある方が使用するとよいでしょう。

その他の漢方薬についてはこちらをご覧ください。

頻尿対策の漢方薬まとめ

中高年向けの市販薬

基本的に、現在薬局などで販売されている市販薬は漢方薬が中心です。上記の中高年向けの漢方薬が配合されている市販薬を紹介します。

 ハルンケア

主な漢方薬:八味地黄丸
販売会社:大鵬薬品

 ベルアベトン

主な漢方薬:八味地黄丸
販売会社:Kracie

頻尿対策の市販薬まとめ

中高年向けの頻尿対策サプリ

中高年の男性用の頻尿対策として有用なサプリは「ノコギリヤシ」や「イソサミジン」を配合しているものです。ノコギリヤシは前立腺肥大症によくヨーロッパなどでは医薬品として認められています。

イソサミジンは、排尿時の過剰な収縮や排尿筋の過剰な働きを抑制するので強い尿意などをなくすと言われています。

頻尿サプリメントのおすすめランキング 【男性・女性別】

まとめ

高齢になってくると、膀胱まわりの筋力や尿を溜める容量自体も少なくなるのである程度トレイが近くなるのは仕方がないことです。ただ、あまりにトイレの回数が多いと夜間の睡眠に支障が出たり、積極的に外出するのがイヤになったり生活に支障が出てきてしまうこともあります。

少しの努力で頻尿が改善されるならば、改善したいと思う人がほとんどだと思います。医療機関は恥ずかしい、そこまでじゃないという方はぜひ今回紹介した対策を試してみてください。